『ナッツ』
映画を見る時間の余裕がそこそこ出てきました。
この調子で大好きな映画の紹介をもっとしていけたらいいな〜♪と思います。
さて今日ご紹介する映画は、
いつもの如く(笑)、GyaOで配信されてる作品となってます。
この作品はハリウッドシアターで公開されてるわけではないので、
CMが入ります。
間にCMが入るのは絶対やだ!!って人は、レンタルでもして下さい。
では、映画のご紹介です。
『ナッツ』 (’87米)
監督 マーティン・リット
製作 バーブラ・ストライサンド
撮影 アンジェイ・バートコウィアク
出演 バーブラ・ストライサンド
リチャード・ドレイファス
カール・マルデン
モーリン・ステイプルトン
イーライ・ウォラック
ジェームズ・ホイットモア
この監督さんと主演女優さんは初めてお目にかかる方ですね。
ですが、この女優さんは何故か、
若かりし頃のベット・ミドラーを彷彿とさせる雰囲気を持った方で親しみを感じます。
ベット・ミドラーよりは全然きれいなんですけどね(笑)
一方、リチャード・ドレイファスとアンジェイ・バートコウィアクには
何度もお目にかかってます。
リチャード・ドレイファスの方は、
『JAWS』、『未知との遭遇』、『スタンド・バイ・ミー』
など数々の名作に出演されてる実力派俳優さんですね。
最近の作品では、
『ポセイドン』や『イージー・ライダー☆レイジング・ブル』などに出演されてます。
バートコウィアクの方は近年、撮影監督から見事、監督に転身されましたね。
監督になられてからの作品には、
『ロミオ・マスト・ダイ』や『ブラック・ダイヤモンド』
などがあります。
撮影監督時代には、
『フォーリング・ダウン』、『スピード』、『ディアボロス/悪魔の扉』
など数々の有名作品を手がけられました。
ではでは、なんか講釈が長くなってしまいましたが、
ようやく本作品の紹介です。
映画タイトルにもなっている”ナッツ”という言葉は、精神異常という意味です。
ここからも推察されるように、本品は精神異常について取り扱った作品です。
しかし、一般的な精神異常系の映画とは異なり、
本作品では、精神異常と診断された主人公クローディア(バーブラ・ストライサンド)が、
その鑑定を覆そうと闘う姿が描かれています。
もし、その診断が覆った場合、殺人罪として裁かれるのにもかかわらずです。
では、何故彼女は精神異常患者として刑を免除されるよりも、
真正面から第一級故殺罪で裁かれようとするのか・・・
そこには彼女なりの複雑な心境、苦悩があったのです。
彼女は幼少時から何不自由なく、資産家の両親に育てられました。
両親の離婚、母親の再婚など、家庭環境に多少の不安定要素は存在したものの、
それでも、周囲から見れば、愛情をそそがれ、
何不自由なく育てられたかのように見えました。
しかし、彼女は両親に対し、複雑な感情を抱き、やがては反抗するようになります。
そして、両親の異常なまでの愛情から逃れるためにした結婚も破綻。
そこから彼女の人生は大きく舵をきったのです。
生きていくための費用を稼ぐため、彼女は娼婦に身を落としました。
資産家の両親から、資金援助を受けることもなく、
娼婦に身を落としたのには、いったいどのような事情が隠されているのか。
ここが本作品での重要なポイントとなっています。
そして、娼婦としての活動を続けるうち、
彼女は一人の初老の男性を客として迎えます。
その結果彼女は、初老男性殺害容疑で囚われの身となったのです。
収監された彼女に対し、資産家の両親はあらゆる手を使って娘の投獄を回避しようとします。
一流の弁護士。有名精神科医の診察。
娘を刑務所暮らしから免れさせるため、あらゆる手を尽くします。
しかし、彼女はそれをことごとく、撥ねつけ、反抗的な態度を繰り替えします。
そして、彼女は第一級故殺罪として自分を裁くよう、鑑定を覆させる裁判を行ったのです。
そこで、彼女が担当弁護士として自ら選んだのが
官選弁護人アラン(リチャード・ドレイファス)だったのです。
アランは彼女の話を聞き、鑑定を覆し、無罪を主張する努力を行うことを約束します。
そこから、二人の戦いが始まったのです。
以上がこの作品の大体の内容ですね。
しかし、
資産家の娘から娼婦に身をやつした彼女の複雑な事情とは一体何なのか?
彼女はなぜ両親からの支えを拒み、精神異常患者として
刑を免除されることを拒むのか?
彼女の無実主張には正当性があるのか?
などなど、数々の疑問点が残ります。
なので、その疑問を解消したい方はぜひぜひGyaOでご覧になってください。
また、この映画は、家庭というテーマが根底に敷かれ、話が進められていきます。
決して見ていて、すがすがしい気持ちになれるような暖かい家庭の話ではありません。
そして、最近の映画に見られるような凝りに凝った視覚・音響効果、
激しい場面転換もほとんどなく、多くが法廷の中でのことに終始します。
しかし、この作品は面白いです。
どんどん物語の中に引きずり込まれていく感じです。
そして、決して楽しい映画ではないはずなのに、
見終わった後には妙にすがすがしい気分になれます。
最近の映画にありがちなグラフィック、ド派手演出満載の映画がお好きな方には
おススメしませんが、一つの物語として楽しむ分にはお勧めの映画です。
どうぞご覧になってください。
さよなら。さよなら。さよなら。
って、ふるっ!!!
今の10代の子は絶対分からんな(笑)
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